蛇崩雲母





「看守」


「看守」

…何か用か?

「…おかしいだろう、あんな子供をっ…話が、違う!」

そんなことか。あれはちょっとした実験だぞ?…なあ?

「…」
『…あんなこと、したくなかった』
「!…ああ、分かってる。仕方ないんだから…」
『でも、僕が悪い』
「…」
『殺さないで』
「…分かってる」

分かってないぞ、こっちの言いたいことが。大人には飽きたと言いたいんだ。

『?!』
「お前っ!!」

何を怒っているやら。逆らったら一生そのままだぞ?

「うるさいっ…僕はっ…」
『……いつまで、こんなことを続けるんだ。いつになったら、戻してくれるんだ


気が向いたら、だな。

「いつなんだよっ!はっきり、せめてはっきり決めてくれっ!もう、耐えきれな
い…っ」

そうだなぁ。あの村が壊滅したら、でどうだ?

「っ!」
『…全員、一度にやっても解放してくれるのか?』
「何、言ってるんだよっ」

まぁ、な。それが出来るんなら?

「……そんなこと」
『でも、それをすれば、終わる』
「そうだけど…子供達が…」
『でもいずれ、敵になるだけ』
「……あの子達が悪い訳じゃない」
『…』

何でもいいが、次は子供を頼むよ。同じのばかりでは堪らないんだ。

「…」
『…行けよ。どうしようも、ないんだ…』
「…また、な…」

全く、生命力の強い生き物だな?

『…死ねるなら、死にたいさ…』









2006/03/24